幸せの黄色いホーン 63話 2色ホーンシステムの音出し(1)

おまたせしました。一組目のCH−1+RX22を購入してから約1年2ヶ月経過した2006年6月16日の夜、ようやく音出しをすることができました。モタモタ病は酷くなる一方です。二転三転の設計変更、無い知恵は絞ってもやっぱり出ない、すぐに目移りするのね困りますわの優柔不断。ホントに完成するのでしょうか?と他人事のように怪しむこともしばしばでした。

このシステムもマルチアンプ構成。チャンネルデバイダーは2台目のDCX2496です。値上がり前に3万円で購入。アンプはとりあえずAVアンプのDSP−AX450。フロント2chをパラ接続した1508−8ALCP、サラウンド2chをシリーズ接続したRX22、センターchをローライダー18に割り当てました。DCX2496とDSP−AX450の接続ケーブルはサウンドハウスのクラシックプロ製CXR006F(キャノンメス/RCAオスで1本350円)×5本。

CDプレーヤーとして使用するのは約1万円のSONY社製DVDプレーヤー。DCX2496との接続はデジタル接続。DVDプレーヤーのSPDIFのRCA出力端子と、DCX2496のデジタルXLR入力端子Aとを接続。このデジタル接続には、カナレのBNC/RCAビデオケーブルであるD3C01−SR(730円/サウンドハウス)と、同じくカナレのインピーダンス変換アダプタであるBCJ−XP−TRB(1580円/同)を使用しました。DCX2496の取扱説明書にはAES/EBUの他にSPDIFでも受信できると記載されていたからです。そしてこのデジタル接続、全く問題ありませんでした。

DCX2496のクロス設定は500Hz(−24dB/oct)、サブウーハーは80Hz(−24dB/oct)。1508−8ALCPの低域側はカットしていません。ディレイ等の設定もなし、全て正相接続です。



これでいいはず、と恐る恐るAVアンプのボリュームを少し上げ、各ユニットから音が出ているかを確認。すると左右計4本のRX22から音が出ていない。うーむ、5.1ch入力の場合にはDSPはパスされるとDSP−AX450の取扱説明書には記載されているので、うまくいくと思ったのに。

しばらく考えました。もしかするとサラウンド2ch出力の設定がOFFになっているのでは? それに色々な設定項目をあれこれいじって遊んでいたし・・・ そこでDSP−AX450の取扱説明書を調べてDSP−AX450を初期化してみました。するとRX22から音が出るようになりました。しかし、センターchに接続しているローライダー18から低音が出ていない。これはDSP−AX450のセンターchのデフォルトの設定が「小型スピーカー」になっており、「大型スピーカー」に設定を変更すると低音が出るようになりました。さらにサラウンド2chも「小型スピーカー」になっていたので、これも「大型スピーカー」に設定変更。

ボリュームを絞った状態でとりあえずの調整。まず、DCX2496の出力レベルが高すぎるためDCX2496の入力レベルと5chの各出力レベルを−5dB減衰させました。合計−10dB。それからDCX2496のハイ側出力のEQで高域側をブースト(HP、12dB/oct、6.03kHz、+8dB)、またサブウーハー出力のEQで最低域をブースト(BP、Q=6.3、30Hz、+10dB)しました。このときは偶然にもハイ、ロー、サブ出力のレベルは同一になりました。さあ、試聴開始です。

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