幸せの黄色いホーン 60話 挟み角の決定

プロライダー1508−8ALCPを入手してみると、これは素敵なユニットでした。深めのカーブドコーンと波型エッジ。新型フレームは仕上げがグッド。4インチボイスコイルであり磁気回路やターミナルもなかなか立派。これで約1万7千円ですからDIYオーディオには助かります。なお、購入後に円安ドル高の影響で約2万円に。

V字型バッフルの箱はバスレフにしようと考えていましたが、箱がバカでかくなってしまうのでヤメ。それなら困ったときの背面開放。最低域はサブウーハーに任せてしまえばいいわけです。問題がもう一つ。V字型バッフルの挟み角は90度だと思い込んでいましたが、ホーン部分の奥行きが浅くなってしまうのでV字型バッフルならではの音?が期待薄です。これは困る。

なんとなく踏み切れないまま半年以上が経過。やっぱり納得するまで考え抜いたという実感を得ておかないと幸せにはなれないかも・・・と、そんなある日 Community Professional Loudspeakersのサイトをぼんやり見ていたら30cmウーハー6発のスタジアム用ホーンが目に止まりました。


R6-Basshorn

これV字型バッフルというより立派なホーンですよね。こんな具合に挟み角を狭めてホーン部分の奥行きを深くすると面白いかもしれないと考え、さっそく設計変更。どの程度の挟み角にすれば良いのか分からないので、箱の奥行きを深めにしてみると挟み角は約60度になりました。フロントロードホーンの雰囲気もあるし、これなら作ってみる価値がありそうです。



ホーンのカットオフを計算してみようかとも思ったのですが、スロート面積をどんな具合に捉えればよいのかさっぱり分かりません。結局ルックスと設置スペースから適当に決定。箱の幅を78cm奥行きを60cmにし、板取の都合からバッフル板の高さは45cmにしました。傾斜しているバッフル板と側板の合わせ目等も全く適当。直径1.5cmほどの安い丸材を継ぎ目にくっつけてごまかしました。完璧を求めても工作技術が追いつきませんし背面開放型なので精密に作る必要もありません。うーむ、お気楽DIYとは言え、こういうことで良いのであろうか・・・



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