幸せの黄色いホーン 13話 構想を練ろう(2)

最初のころは、2155Hのウーハー部と組み合わせてみたらどうかと考えていました。これなら、2360Aを2155Hの箱の上に載せるだけですみます。

しかし、これだけの大型ホーンになると2155Hのウーハー部では役不足ではないのかという不安が頭をもたげてきました。そこで、2360Aを使用したJBLのスピーカーシステムでは、どの程度の規模のウーハー部が組み合わされているのか調べることにしました。

まず、参考になるのは前出の4675です。これは、2360Aを現在のJBLの主力38cmウーハーである2226Hのダブルウーハーと組み合わせたものです。この4675システムには、大規模な映画館のスクリーン裏に設置する発展型があるようで、一本の2360Aに対して、2226Hを4本と、46cm一発(二発?)のサブウーハー部を加えた大掛かりなものです。これで1チャンネル分を構成し、これが計5組、大きなスクリーンの裏側に設置されているようです。

さらに、2360Aが使われているシステムを調べてみると、過去に4676−A1というスピーカーが存在していたことが分かりました。これも映画館等で使用され、5000番シリーズの先代にあたります。ウーハー部は2226Jの先代である2225Jを2発、4550BKAに収納したものです。カッコいいのですが、16畳の今の部屋には大きすぎます。なお、兄貴分である4674−A2の2つのホーンは、2360Aではなく2365Aです。こんな具合に見てゆくと、38cmダブルウーハーというのが一つの選択肢であることが分かります。

さらに、5000番シリーズの末弟の5671が参考になりそうです。5000番シリーズは、現行の3ウェイ映画館用スピーカーで、中域のホーンに3インチスロートの2392−1を採用しているところに特徴があります。この5671の構成は、ちょっと変っています。これだけ大きなホーンにシングルウーハー(2226H)というのが頼りない感じです。しかし、おそらくは最低域が不足するならサブウーハーをどうぞ、ということなのだろうと思います。このアンバランスなデザインも、見慣れてくるとおもしろいもので、これもなかなか味があるなと思うようになってきました。


5671

あれこれ検討した結果、5671という例もあるのだから、ここは2155Hのウーハー部でもいいのではないかという、当初の考え方に戻ってしまいました。そもそも、D1000も買わなきゃならないし、これ以上の資金もありません。リサイクルシステムは地球環境に優しい?

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